東西の絆、美と技に結晶―「カルティエと日本 半世紀のあゆみ」展

いまのTokyoをつかむイベント情報(22日~30日)

  •  「『日本風の結び目』ブローチ」(1907年/プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー/カルティエ コレクション Marian G☆(アキュートアクセント付きE小文字)rard,Cartier Collection (C)Cartier)(提供写真)
  •  澁谷翔「日本五十空景」=東京・上野の東京国立博物館表慶館((C)Cartier)(提供写真)
  •  「ESPRIT C.KEI GINZA」で提供される料理(提供写真)
  •  エドゥアール・マネ「プルチネッラ」(1874年 カラー・リトグラフ 国立西洋美術館所蔵)(提供写真)
  •  雑誌「WIRED」日本版編集長の松島倫明さん(提供写真)

◎今週の一推しイベント

 【22日(土)】

 ▽「カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展―美と芸術をめぐる対話」(~7月28日、台東区・東京国立博物館表慶館)

 フランスの高級宝飾メゾン「カルティエ」の日本における半世紀の歩みをたどる展覧会が上野で開催されている。

 左右対称構造の表慶館に300点を超す多彩な作品を展示。創業者の孫で1898年から経営に携わったルイ・カルティエ所有の日本美術コレクションも紹介、日本との約1世紀半に及ぶ絆をひもとく。

 エントランスホールを飾るのは、ニューヨークを拠点とするアーティスト澁谷翔さんの「日本五十空景」。澁谷さんが訪れた各地の新聞の一面をカンバスに、アクリル絵の具で空の景色を描いた50点の連作。歌川広重「東海道五十三次之内」にオマージュをささげ、カルティエの日本出店50年を記念した新作だ。

 右翼部1階には、日本文化に着想を得たジュエリーを陳列。ダイヤモンドやルビーを施した「『日本風の結び目』ブローチ」が目を引く。2階にはメゾンが過去に日本で公開したコレクションから、きらびやかなティアラなど最も象徴的な作品を配置した。

 左翼部ではカルティエ現...

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