映画「勝手にしやがれ」などで知られるフランスの国民的スターの代表作をリバイバル上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選 GRAND FINALE」が、6月28日の東京・新宿武蔵野館などを皮切りに、全国の映画館で開かれる。
2020年から開催されているイベント上映の第4弾。企画した映画配給会社エデン代表の江戸木純さんは「希代の名優の魅力をスクリーンで堪能してほしい」と話す。
体を張ったアクションと、コメディーからシリアスまでこなす演技力で、ジャッキー・チェンやスティーブン・スピルバーグなど、世界中の映画人に影響を与えてきたジャンポール・ベルモンド。ただ、その人気ゆえに権利取得が難しくなり「日本では見る機会が限られてしまった」という。
過去3回の「傑作選」では計20本の主演作を紹介し、映画ファンの話題を集めた。集大成となる今回の目玉は「おかしなおかしな大冒険」「ライオンと呼ばれた男」「レ・ミゼラブル」の3作。いずれも配信やDVDでは見られない「幻の傑作」だ。21年にこの世を去ったベルモンドの功績を振り返る上でも「絶対に外せない作品です」。
江戸木さんは、インド映画「ムトゥ 踊るマハラジ...