メタバース空間で学びを 大阪工業大 ロボティクス&デザイン工学部 OIT梅田タワー再現

 大阪工業大(井上晋学長)ロボティクス&デザイン工学部は、拠点である大阪市北区の梅田キャンパスOIT梅田タワーをメタバース空間に再現し、もう一つの梅田キャンパスとして「OIT梅田メタバース・キャンパス」を開設する。10月4日の一部授業から運用を開始し、同月18日の授業でマスコミ向けに公開する。

 同学部の特性を生かして実現したバーチャル空間で、教育工学と建築学の融合により生まれた新たな教育・共創的コミュニケーションのためのプラットフォーム。現実の梅田キャンパスと同様に、1階のエントランスギャラリーでは公開レクチャーや作品展示、6階のラーニングコモンズでは大型スクリーンを用いた講義などを行うことができる。

 インターネットを介してアバターとなったユーザーが集い、音声やチャットで会話をしたり、空間内を自由に探索したりすることで、国や地域、世代を超えた多様な人々との交流が可能となる。リアルとバーチャルが効果的に連動したデジタルツインならではの研究、教育プログラムを開発、実践していく。

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