涼やかな夏演出 陶器と絞り染めの展示会 八頭

 智頭町に窯を構える陶芸家、美藤康夫さん(74)と鳥取市佐治町の絞り染め作家、西尾正道さん(72)による展示会「陶と染で迎える清涼の夏」が八頭町郡家のカフェ黒田で開かれている。古民家を活用したカフェには、暮らしに寄り添う温かみのある陶器とモダンなのれんや手拭い計60点が並び、涼やかな夏を演出している。26日まで。

 美藤さんの創作活動に西尾さんが参加するなど20年以上親交がある2人で企画。陶器も布も「暮らしの中の一部にある」として、昨年から同所で開いている。

 机やタンスの上には、美藤さんの藍色の染め付けが味わい深い白磁の大鉢や、花器に手足のような突起がつけられた「踊り出しそうな花器」など多彩な作品がずらり。窓際につるされた西尾さんののれんは、大胆な色使いと曲線、直線を使い分けた独創的なデザインに目を奪われる。

 美藤さんは「陶器や布で日常にやすらぎを感じてもらえたら」と話している。

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