雨中の長距離ライドに挑む 自転車イベント「鳥取うみなみ250」

 鳥取県内の日本海沿いを東西に横断するサイクリングコース、鳥取うみなみロード(全長約152キロ)を活用した長距離自転車イベント「鳥取うみなみ250(ニーゴーマル)」(鳥取中部ツーリズム協議会主催)が23日、湯梨浜町の中国庭園燕趙園を発着点に開かれた。県内外のサイクリストが雨中の長距離ライドに挑んだ。

 走行環境など一定の水準を満たすルートを国が指定する、ナショナルサイクルルートへの同コース指定に向けた機運醸成と観光振興を図ろうと昨年から開催されている。今大会には群馬県や鹿児島県など全国から163人が参加した。

 雨の影響で、予定していた境港市から岩美町を巡る最長255キロのルートを最長135キロに短縮して出発した。雨が降りしきる中、参加者は懸命にペダルをこいでゴールを目指し、エイドステーションでは、ラーメンや地元銘菓の振る舞いを受けるなど、地域の魅力も楽しんだ。

 夫婦で参加した兵庫県明石市の会社員、島沙耶加さん(41)は「信号がなく走りやすい。沿道から手を振ってくれるなど、人の温かみを感じた。食事もおいしい」と満足そうに話した。同協議会の藤井政至代表は「リピーターが仲間を連れて参加してくれた。これからも楽しく走れる大会にしたい」と意気込んだ。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事