【東京ウオッチ】世界中で愛された“感性”の軌跡―展覧会「高田賢三 夢をかける」西新宿で開催

いまのTokyoをつかむイベント情報(20日~28日)

  •  高田賢三さんが制作したウエディングドレス(1982―1983 秋冬 (C)RICHARD HAUGHTON)(提供写真)
  •  フォークロア・ファッションに着目した展示=東京都新宿区・東京オペラシティ アートギャラリー(撮影:高橋健治)(提供写真)
  •  ターコイズをあしらった特別モデルのペンダントネックレス(提供:ポメラート)
  •  川俣正「Paris Project Rooftop Plan A―7」(1987年)(提供写真)
  •  アンダーズ東京の「フレッシュメロンかき氷」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【20日(土)】

 ▽「展覧会『高田賢三 夢をかける』」(~9月16日、新宿区・東京オペラシティ アートギャラリー)

 日本人ファッションデザイナーとして世界を舞台に活躍した高田賢三さんの没後初めての大規模個展が、西新宿で行われている。

 自身のブランドを立ち上げ、1970年代のパリで日本人の感性を駆使した作品を次々発表。「衣服からの身体の解放」をテーマにした服は世界中で愛された。会場では創作の軌跡を82点の衣装で紹介。年表と共に衣装デザイン画や発想の源泉となった資料、若き日の自画像なども公開し、“人物像”を浮かび上がらせている。

 最初の展示室では若手デザイナーの登竜門「装苑賞」受賞の作品(第8回、60年)を披露。20年間かけて集めたリボンを使って制作、82―83年秋冬コレクションのショーで紹介されたウエディングドレスは圧巻だ。制作の様子を捉えた写真資料も展示している。

 前半部では「ツイード」「バルーン」といった素材や技法、「アンチクチュール」「ペザント・ルック」「ミリタリー・ルック」などの70年代の発表テーマに沿ってデザインの変遷を伝える。後半では、世界各地の民族...

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