砂丘や砂像を絶賛 日本政府観光局職員が視察 地方の魅力を再発掘

 インバウンド(訪日客)需要がコロナ禍から回復する中、日本政府観光局は鳥取市福部町の鳥取砂丘周辺で観光地視察を実施した。イタリア、ロンドンの事務所職員が来県し、鳥取ならではの魅力を絶賛した。

 地方の魅力ある観光地の再発掘と情報収集などを目的に初めて実施。6月29日~7月4日に中国地方と九州の10地域を巡った。

 視察をしたのはイタリア事務所の庄田宙絵さん、ロンドン事務所の石井オーウェンさんの2人。初日の6月29日に鳥取県入りし、鳥取砂丘と砂の美術館を見学した。現在フランスをテーマに展示をしている同美術館では、安木啓介主任が案内した。

 2人は建築物から人、洋服の細部に至るまで繊細に造り込まれた砂像に感心。砂像の制作は12カ国から集った職人20人が手がけ、「制作期間は約12日間」と説明を聞いて驚いていた。

 米国籍の石井さん(27)は「見応えがある世界唯一の砂の美術館だ。砂丘も広くて、日本の中でも鳥取にしかない景色。日本の自然や文化は、海外から見てとても魅力的」と話した。

 翌30日には智頭町の石谷家住宅を視察し、島根県内に移動した。

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