陶芸や染織、竹工芸などの地元作家でつくる「鳥取工芸の会」(植田禎彦代表)の展示即売会が鳥取市弥生町のパレットとっとり市民交流ホールで開かれ、暮らしに寄り添ったさまざまな作品が来場者の目を引いている。24日まで。
同会は、県内で活動する工芸作家が互いに切磋琢磨(せっさたくま)する場として1991年に結成。メンバーを代えながら活動を続け、33回目の今展には6人が約1500点を出品した。
緻密に編まれた竹かごやコースター、日常使いに適した小ぶりの茶わん、白と緑の波状の模様が目を引く牛ノ戸焼、動物をモチーフにした手拭いなど多彩な作品が並ぶ。来場者は繊細な技術が光る作品を手に取り、お気に入りの品を買い求めていた。
植田代表は「一点ものならではの魅力を感じてもらえたら」と話している。