子どもたちに生のステージを 音楽界のユーティリティープレーヤー伊勢賢治さん 大山町でコンサート

町内本紙販売店協力し実現

 大山町の中山中吹奏楽部を指導するため同町を訪れた音楽界のユーティリティープレーヤー、伊勢賢治さんが出演するコンサートが、同町御来屋の大山町保健福祉センターなわで開かれ、町内外から140人を超える来場者でにぎわった。

 伊勢さんは、ほぼ全ての楽器を使用できる音楽界のユーティリティープレーヤーで、ユーミンや矢沢永吉ら多くのアーティストをサポートするなど多岐にわたり活動している。

 過去4年にわたり中山中の吹奏楽部を指導しており「子どもたちに生のステージを披露したい」との思いからコンサートを企画。その趣旨に賛同した町内の日本海新聞販売店(名和、中山、大山)が協力し、共同開催することで実現した。

 出雲市在住のピアニスト、歌島昌智さんも出演し「伊勢賢治&歌島昌智 ふれあいファミリーコンサート」と題した。同町教委の後援も受け、町内の各中学校の吹奏楽部員を会場に招待。部員と保護者、顧問の先生ら19人が、最前席に用意された招待席でコンサートを楽しんだ。

 コンサートでは、伊勢さんは歌島さんとの息の合ったデュオで、オリジナル曲をはじめ歌謡曲やカバー曲など全11曲を披露。演奏後は、アンコールの大歓声が起こるほど会場は熱気に包まれていた。

 曲間には、伊勢さんがサックスを始めたきっかけや、師事する松任谷正隆さんとのエピソードなどが語られ、観客は熱心に聞き入っていた。

 会の最後には、招待された中山中3年の下岡結菜さんが「午前中に指導していただき、指揮を見ず楽譜を見てしまう所や、チューニングの仕方など見直す点がみえた。演奏会の中では一つの曲の中にたくさんの奏法があることに驚き、新たな魅力を感じることができた。本日はありがとうございました」とお礼を述べた。

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