都市部人材を「指名」 課題解決へ県内事業者 鳥取でドラフト会議

 都市部の人材を兼業や副業の形態で受け入れ、鳥取県内の事業者とマッチングして経営課題の解決を図る「とっとりメジャーリーグ」のドラフト会議が19日、鳥取市内で開かれた。大企業や有名大学などの有志で構成された人材チームが、能力や意気込みをアピール。プロ野球のドラフト会議さながらに県内事業者がマッチング相手を「指名」してスカウトした。

 とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点が企画した。ビジネス人材の副業・兼業による経営支援を実現した「週1副社長」を発展させ、チームの力でより具体的な事業課題を解決に導くのが狙い。9月から3カ月間、チームと企業が協業し、12月9日に成果発表を行う。

 ドラフトには東急グループやライオン、ニコンといった大手企業の社員のほか、業種横断的な有志グループなど10チームが参加。2社以上が競合して抽選になると、会場は緊張ムードに包まれた。くじ引きで交渉権を得た事業者は笑顔で抽選結果を掲げた。

 2社競合の末、ニコンチームとマッチングしたエス・ボディ・フィットネス(同市扇町)の岸本拓郎社長は「新規集客に向けた動画コンテンツ作成などに専門家の力を発揮してもらえたら」とチームの能力に期待した。

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