アストロパーク 博物館に デジタルデータ「資料」に認定 公開天文台で初登録

 鳥取市佐治町高山の公開天文台「さじアストロパーク」が10日付で、文化庁に博物館登録された。2023年の改正博物館法施行により、デジタルデータも博物館資料となったため、同館が登録申請していた。デジタルデータの所蔵によって公開天文台が博物館登録されるのは全国初で、県内外への魅力発信に期待が高まる。

 同館が発見し、撮影した小惑星の写真など数百点以上のデジタルデータを博物館資料として取り扱う。登録により、文化庁などが登録博物館向けに行う補助事業に申請できるほか、登録博物館として文化庁の博物館総合サイトに掲載される。

 同館は今年5月に登録申請を行い、6月には学識経験者らが、同館の調査研究の内容や学芸員の配置状況などの現地確認を実施していた。

 同館は今後、天文資料の保存・公開のほか、学芸員実習を積極的に受け入れるなどの取り組みを行う。

 同館学芸員の宮本敦主任は「登録博物館として、学術的な活動に加え、地域に愛される施設となるよう取り組みたい」と話した。

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