ハスの葉さわやか 伯耆古代の丘公園 「象鼻杯」で暑気払い

 ハスの葉と茎を使って飲み物を味わう催し「象鼻杯(ぞうびはい)」が20日、ハス名所で知られる米子市淀江町の伯耆古代の丘公園であった。最も美しい花姿を観賞しようと、早朝に来園した市民が風流な暑気払いを楽しんだ。

 象鼻杯は古代中国ゆかりの飲酒法。象の鼻のようなストロー状の長い茎を通して飲む姿が名前の由来とされる。

 同公園では大好評だった昨年に引き続き企画した。参加者は、数多く用意された直径30センチ以上の葉の中からお気に入りを一つを手に取り、水、お茶、スポーツドリンクのいずれかを選んで象鼻杯を体験。スタッフが高い位置から葉の中心に注ぎ入れると一様に興味津々の表情で味わっていた。

 町内から友人グループで訪れた長谷川有沙さん(45)は「象鼻杯は知っていたが実際に参加したのは初めて。水がさわやかな味に感じられた」と笑顔だった。

 藤原幹人副園長は「遅咲き品種も多いので、今後もぜひハスの花をご覧いただきたい」と話した。

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