学校長期休業中新たな居場所に マンガミュージアム最大3時間無料開放 市在住親子ら対象

 親子連れで過ごせる居場所を提供しようと、米子市は夏休みなど学校の長期休業期間中、市在住の親子などを対象に同市角盤町1丁目の複合施設「GOOD BLESS GARDEN(グッド・ブレス・ガーデン)」内の米子マンガミュージアムを最大3時間無料開放している。

 同市では、以前から市に対して雨の日に家族で過ごせる場所が少ないとの指摘が市民からあった。経費面などで施設の新設は難しい中、民間施設を活用する方向で検討。米子マンガミュージアムの無料開放は、世界的にも評価が高い日本の漫画を通じて、子どもが本を読むきっかけづくりとする狙いもある。

 期間は来年3月31日までの小中学校の夏休み、冬休み、春休みで、午前10時から午後5時まで。対象は市在住の中学生以下の子どもと保護者(子どもから3親等内までの成人)。子ども1人に対して保護者は2人までで、子どもが市民であれば保護者は市外在住者でも対象となる。利用の際は保護者の身分証明書が必要。年度末までで1人あたり5回まで利用可能。

 伊木隆司市長は「日本の漫画が持つコンテンツとしての素晴らしさを通じて、子どもたちの健全な育成に寄与できたら」と話した。

 総事業費は300万円。予算がなくなり次第終了する。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事