受け継ぐ戦争の記憶(中)海洋道場で過酷な生活 千崎密夫さん(92) 香美町香住区余部 

  • 香住区にあった海洋道場(手前の写真)での生活を振り返る千崎さん。4キロ沖合の白石島(手前奥の写真)まで毎日カッターをこぐなど訓練は厳しかったが「国のために戦地で戦うことだけしか頭になかった」と語る

 海洋道場―。青少年を対象にした常設の海洋教育機関で、1940年ごろから海軍が全国に設立。戦時下では、海軍の軍事思想普及や予習教育としての性格を強く持っていたとされる。

 当時の記録によると、現在の香美...

残り 1126 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事