夜空を彩る花火万華鏡 待ち焦がれた5千発 市民納涼花火大会

 鳥取市の夏の夜空に5年ぶりに花が咲いた15日の「第71回市民納涼花火大会」。会場の千代河原市民スポーツ広場には浴衣姿の若者や家族連れらが大勢詰めかけ、次々と打ち上がる5千発超の花火に魅了された。

 午後7時半、開幕イベントが開始され、ステージには、しゃんしゃん傘踊り連「我龍天晴(がりょうてんせい)」が登場。勇壮なパフォーマンスが披露され、会場は熱気に包まれた。ステージと観客らで一緒にカウントダウンし、同8時に1発目が打ち上がると大きな歓声が上がった。

 今年のテーマは「花火万華鏡」。鳥取の情景をイメージした4部構成に、解説を聞きながら花火について学べる特別企画を交え、色、形さまざまな花火が音楽と共に夏の夜を明るく彩った。

 3部では、ハマヒルガオや日本海、風紋、白うさぎをイメージした色とりどりの花火が打ち上げられ、春夏秋冬の鳥取砂丘の景色が夜空に映し出された。

 中学時代の友人らと訪れた岩美高2年の三宅大和さん(16)は「一つ一つの花火がきれいで見応えがあった。また来年も来たい」と夏の風物詩を満喫した様子だった。

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