倉吉を芸術あふれるまちに 「まちなかアート事業」始まる アート格納庫M

 割り箸製造の「丸十」(倉吉市秋喜)が運営するギャラリー「アート格納庫M」が、来年3月の鳥取県立美術館開館の機運を盛り上げようと「まちなかアート事業」を始めた。県中部の飲食店や宿泊施設などに地元作家の絵画などを展示し、作品の購入につなげる。同社の岡野稔会長は「倉吉をアートあふれるまちにしたい」と意気込んでいる。

 アート格納庫Mは、飲食店やホテルなどに地元作家を紹介し、作品を展示販売する「まちなかアート」を展開。岡野会長が店や施設と交渉し、現在は倉吉市内の3店舗で作品が展示されている。

 7日は文化芸術活動団体「砂丘社」の会員らが、倉吉シティホテル2階の壁面に絵画の取り付け作業を行った。会員で画家の足立純子さん(79)は「作品を見てもらえるいいチャンス。ありがたい」と喜んだ。

 同ホテルの長岡高史総支配人は「(絵画の展示は)ホテルの中の雰囲気が変わるので良い。美術のまちとして盛り上がってほしい」と期待した。

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