入院患者のケアを体験 県立中央病院で高校生看護師学習

 鳥取市江津の県立中央病院で9日、高校生を対象にした看護師の体験学習が行われた。生徒たちは初めての体験に戸惑いながらも、看護師の仕事に夢を膨らませていた。

 看護に興味のある生徒に進路の参考にしてもらおうと5年ぶりに開催し、県東中部の1、2年生13人が参加。看護師の指導を受けながら、基本となる手洗いや血圧、脈拍などバイタルサインの測定、ベッド上で患者の姿勢を安定させる方法を学んだ後、班に分かれて実際に病棟の入院患者のケアに当たった。

 看護師から「体の変化には一つ一つ理由がある」と説明を受けた生徒たちは、足浴の際には「熱くないですか」などと患者に声をかけながら、むくみや感覚などをチェックした。

 鳥取東高2年の村田陽さん(18)は「患者さんとコミュニケーションを取ることが大切だと実感した。知識や経験を将来につなげられたら」と充実した表情を見せた。福谷真理子看護局副局長は「看護の楽しさや進路選択の一助になれば」と話した。

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