自民党の石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)の党総裁選出馬会見を翌日に控えた23日、地元鳥取県では同党の所属県議を中心とする選挙対策本部が立ち上がった。石破氏の強みでもある地方人気を得票につなげるため、県議や地元支援者らが各都道府県の党員らへの働きかけを強める。
鳥取県議会の会派「県議会自民党」に所属する19県議で構成し、斉木正一会長が選対本部長に就任した。鳥取市内のホテルで開かれた対策本部立ち上げ式には15県議が出席。東中西部3カ所にある県選出国会議員事務所を拠点に、電話作戦を展開する。1万人いる県内の党員をはじめ、全国の党員や地方議員らに電話し「地方の一番の理解者」と石破氏を売り込んでいく。