丁寧に記念品の袋詰め 認知症の市民ら作業 ねんりんピックはばたけ鳥取

 鳥取県で10月に開かれる「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」に向けて鳥取市は21日、認知症の市民らとともに大会参加者に配布する記念品などの袋詰め作業を行った。参加者は、2時間かけて手作業で一つ一つ丁寧に袋に詰めていった。

 袋詰め作業のボランティアを探していた市が、県東部で開かれた「認知症本人ミーティング」などで作業協力を依頼した。この日は「日本認知症本人ワーキンググループ」の藤田和子代表理事をはじめ、市内在住の認知症の当事者や地域住民など計11人が同市役所での作業に参加した。

 参加者は、大会ボランティアなどに贈るキーホルダーにチェーンを通して完成させ、キーホルダーと大会出場者へ贈る記念品のアクリル製スタンド各500個をそれぞれ袋詰めした。

 藤田代表理事は「認知症の人でも大会に関われる取り組みで、県内でも広がってほしい」と話した。

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