元日本代表3選手が指導 ブカツ未来アクション 中学生、競技の楽しさ実感

 元日本代表経験のあるスポーツ選手が中学生に競技の楽しさを伝える「ブカツ未来アクションin鳥取」が、鳥取市のヤマタスポーツパーク体育館で実施された。同市内の中学生が世界の舞台で活躍した一流選手から直接指導を受け、日々のトレーニング法や目標を達成するためのプロセスなどを学んだ。

 子どものスポーツ環境の改善などを目的に、コードプロジェクト(東京都)などが各スポーツの日本代表経験者を招いて全国各地で開催している。鳥取でのイベントは18日にあり、東京五輪男子400メートル障害出場の安部孝駿さん、ラグビー元日本代表の田中史朗さん、アイススレッジホッケー(パラアイスホッケー)でパラリンピック3大会出場の上原大祐さんが参加した。

 実技指導で、田中さんは専用のボールを使ったパスやキャッチを実演。上原さんは車椅子での移動やターン、ボールの拾い方などを指導した。安部さんは座談会で「さまざまな競技を経験して、視野を広げてほしい」と参加者の今後のチャレンジにエールを送った。

 陸上のハードル競技に取り組んでいる中ノ郷中1年の山本颯太朗さん(12)は「ラグビーも車椅子の操作も難しかったけど楽しかった。憧れの安部選手に教わったトレーニング法を生かしたい」と生き生きとした表情で語った。

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