鳥取県は9月23日、米子市の米子コンベンションセンター・多目的ホールで、手話言語をPRするイベント「とっとり手話フェスLIVE2024」(手話パフォーマンス甲子園実行委と主催)を今年も開催する。手話とコラボした音楽、ダンス、お笑い、楽器、演技、アートなど多彩なジャンルのエンターテインメントが楽しめる。特設サイトで事前予約の申し込みが始まっている。
同ライブは手話を取り入れたダンスや歌を披露するパフォーマーユニット「HANDSIGN」が総合プロデュースを担当する。観覧無料。事前申し込み優先で1400席を用意する。全演目に舞台表現の通訳を専門とする手話通訳がつく。
ミュージシャンのDOZAN11(三木道三)さん、May.Jさん、ハジ→さんのほか、お笑い芸人のウエスPさん、吉本興業「よしもと手話ブ!」の菊地浩輔さん、手話パフォーマーのyossyさんらも出演。ろう俳優の庄崎隆志さん、ろうの両親を持つ画家の門秀彦さん、コントラバス奏者の田辺和弘さんがコラボしたステージも見どころだ。
同ライブは、21~23日の3日間、同センターで開かれる「手話フェス」の一環で、昨年に続き2度目の開催。22日には全国高校生手話パフォーマンス甲子園もある。
手話フェスの期間中は、門さんや鳥取大手話サークル「うさぎのて」によるワークショップ▽言葉を使わないコミュニケーションを体験する飲食なしの「エアカフェ」▽鳥取聾(ろう)学校の写真展示▽焼き菓子などのマルシェ-などがある。
実行委事務局を務める県障がい福祉課の乾由佳係長は「昨年に増してバリエーション豊かなパフォーマンスが見られる。催しを回って楽しんでほしい」と話した。