鳥取の逸品をお届け 献上梨、選果と引渡式 淀江

 鳥取県特産の二十世紀梨を天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻に献上するための選果と引渡式が3日、米子市淀江町であり、生産者らが厳選した二十世紀梨が県関係者に引き渡された。献上梨は5日には宮内庁に届く見込み。

 皇室への献上は1964年から実施され、毎年、県東中西部いずれかで行われている。今年の献上梨はJA鳥取西部米子・あいみ果実部の長谷川彰一さん(63)、山根聡さん(67)、野口一成さん(68)、清水志郎さん(75)の4人が栽培した。

 2日に収穫した糖度10・5度以上、大きさ3L以上の梨200個が持ち込まれ、関係者が傷がなく、色や形がそろった120個を選び、生産者やJA職員が丁寧に包装し、用意された箱に梨を詰めた。

 長谷川さんは「雨が少なく水分不足の梨になるのを心配したが、肌もきれいで形もそろった甘い梨ができた。台風の影響もなく、文句ない出来具合。みずみずしい梨を味わっていただければ」と話した。

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