【養老先生に人生相談!】養老先生が30代だったら、心身の健康のためにどんなことに取り組みますか?

  •  養老孟司さん(撮影・大津薫)

 【相談】

 私はもともと体が強い方ではありません。社会人になって、自律神経に不調を感じて発汗や目まいがしたり、血圧が上がり、首や肩などが緊張したりもします。ある時、英国の有名歌手や米国俳優も実践したという瞑想(めいそう)法を習ったところ、心身ともに楽になりました。ランニングや筋トレも習慣化し、趣味の読書やテレビゲームの時間も大事にします。激務の中でも心身の状態が落ち込まないよう気を使っています。養老先生が今、20~30代だったら、心身の健康のために、どのようなことに取り組みますか? また、やめておくべき習慣はありますか?(大阪府 会社員 男性 30歳)

 【養老孟司先生の回答】

 30代の会社員というと、おそらく上司や同僚に後輩と、周囲にいろいろ気を使わなければならない年代でしょう。人間社会でストレスと感じたときは、人間と関わりのないことをやるといい。その意味では、瞑想もよろしいかと思います。私なら虫捕りです。

 いろいろ試してみて、それがご自身に合っていれば、何でもいいんですよ。ただ無理をする必要はない。義務のような気持ちでやるのではなく、気分が良ければそれはおそらく自分に合っているので、...

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