中川晃教がコンサート ミュージカルナンバー披露 京フィルと協演 7月、春秋座

 シンガー・ソングライターの中川晃教が京都フィルハーモニー室内合奏団と7月23日、「京都芸術劇場 春秋座」(京都市)で「ブリリアントコンサート in 春秋座」を行う。京都芸術大舞台芸術研究センター主催・企画制作。これまで出演したミュージカル作品の大ナンバーを存分に披露する。

 デビュー翌年の2002年にミュージカル「モーツァルト!」でタイトルロールを演じ、第57回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第10回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞したのを契機に、これまで数多くのミュージカル作品に出演。

 京フィルとのコンサートでは、「モーツァルト!」から「僕こそミュージック」、「ジャージーボーイズ」から「君の瞳に恋してる」、「チェーザレ」から「チェーザレ」、「フランケンシュタイン」から「偉大な生命創造の歴史が始まる」などを予定する。

 「コンサートを通してミュージカルに興味を持っていただける選曲になっている。どの曲も大ナンバーで、ハイライトをお届けできるセットリストは春秋座でしか歌うことがないんじゃないかと。特別な場所で京フィルのすばらしい演奏ととともに歌声をお届けできることをとても楽しみにしている」と中川。

 京都芸術大の学生との交流も予定されており、「すごくワクワクしている」という。舞台俳優を目指して勉強している学生もおり、「皆さんにとって人生の大切な瞬間に、コンサートを通して交流できることがうれしい。僕も刺激をいただき、新たな気づきがあるのかなと思う」と期待する。

 これまで元宝塚歌劇団スターと京フィルとのコンサートはあったが、男性歌手とのコラボは中川が初めて。盆やセリ、花道がある歌舞伎仕様の“和”の空間で、“洋”のナンバーがどう響くのか。「普段の春秋座の雰囲気とはまた違った、あっと驚くすてきな時間をお届けできたら」

 指揮は牧村邦彦。問い合わせは電話075(791)8240、京都芸術劇場チケットセンター。

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