「大切な命、私たちが支える」

苦難の中、創意と希望【生き抜く】「地震と障害者施設」

  •  「あぎし」の窓から遠くに海が見える。今村貴子は地震の発生で入所者を2階へ避難させた後、余震や津波を警戒して眠れぬ一夜を過ごした=2024年5月、石川県輪島市門前町
  •  地震で隆起した石川県輪島市門前町の海岸線。海底が露出して砂浜が広がり、見慣れた景色が一変した=2024年5月
  •  窓に張り出すメッセージボードを用意する「あぎし」の入所者=2024年5月、石川県輪島市門前町
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 青空が広がる穏やかな正月だった。昼食は、幕の内弁当とすまし汁を入所者と楽しんだ。石川県輪島市門前町にある知的障害者の自立支援施設「ふれあい工房あぎし」。副施設長の今村貴子(59)は日が傾き始めた頃、...

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