岩美に児童拠点開設へ 旧本庄小の跡地再整備

 岩美町は旧本庄小(同町新井)の跡地を再整備し、地域のコミュニティー機能を兼ねた子どもの居場所となる、児童センター(仮)を開設する。2026年4月オープンの予定で、整備費用は総額4億2千万円程度を見込む。

 跡地は滑り台やブランコなどを使った子どもたちの遊び場となっているほか、本庄スポーツ施設として利用されている旧小学校体育館、子育て支援センターやシルバー人材センターなどが入る「ふれ愛センター」があり、多くの町民が訪れる場所となっている。一方で、町内の子どもたちや保護者からは、幅広い年代の子どもが利用する、雨天時にも遊べる児童館のような場所を求める声が上がっていたことから、同地での新施設整備を決めた。

 新施設は旧小学校体育館を解体した上で建設する方針で、調理室や図書室兼自習室の機能を備えた延べ床面積650平方メートル程度の鉄骨平屋を想定している。既存のふれ愛センターと合わせ、幅広い年齢層が集う場所となることを目指す。

 28日に大学教授や町内の保育所、小学校の保護者会長など6人で構成する整備検討委員会兼設計業者選定審査委員会が初会合を開催する。町の基本構想案を基に意見を交わし、施設の具体的な整備内容を検討していく。

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