自民党総裁選の投開票日を翌日に控えた26日、石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)とその陣営は、議員票の積み増しに向けて衆参両院の議員会館を駆け回った。石破氏は最後の街頭演説を終えると、党本部や議員会館などで党重鎮への最後のお願いに奔走した。陣営は石破氏を「総理総裁」に押し上げるべく、最終日も遅くまで電話作戦などに尽力。過去最長となった選挙戦を締めくくった。
午前9時、石破陣営は議員会館の選対本部に参集。岩屋毅選対本部長が「充実した戦いが展開できた。党員票は1位だと確信している」と強調し、決選投票を見据えて1票でも多い議員票の積み増しを求めた。石破氏は「今朝も何人からか『やるよ』という電話を頂いた」と明かし、「日本国のために必ず勝つ。あと1日、全力を尽くす」と必勝の思いを共有した。