巧みな技が光る名勝負 鳥取・賀露神社で小学生相撲

 賀露神社(鳥取市賀露町北1丁目、岡村吉明宮司)で小学生による相撲大会が開かれ、賀露小の4~6年生の有志10人が優勝を目指して熱戦を繰り広げた。

 子どもたちは本まわしを締めて気合を入れ、東西に分かれて対戦。それぞれが優勝を狙って全力で挑み、巧みな技を仕掛ける名勝負を展開して大いに盛り上がった。

 同神社では江戸時代から境内の土俵で因幡・伯耆の自慢の力士たちが相撲をとり、八朔(はっさく)相撲、勧請(かんじょう)相撲などと呼ばれ、因幡一円からの大勢の見物客でにぎわった。戦後は相撲の取り手が少なくなり、昭和30年代後半からは小学生による「出世相撲大会」を毎年開催している。

 近年は小学生の人数も減って呼び物の団体戦は実施が困難となり、「赤ちゃん泣き相撲大会」を並行して行っている。

 優勝した6年の小谷櫂生さん(12)は「6年生最後の相撲で優勝できてよかった。来年は出場できないけど、地域の行事が続いてくれればいいなと思う」と話した。

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