糸と紙 繊細な技術競演 鳥取 野田さん、蔵内さん二人展

 鳥取県唯一の糸かけ師・珠結(みゆい)として活動する野田千恵子さん=鳥取市南吉方3丁目=と、ペーパーアート作家の蔵内登紀子さん=八頭町山路=による二人展「流れる彩(いろ)」が、同市南隈のコミュニティプラザ百花堂で開かれている。繊細な技術が光る作品40点が会場を彩っている。7日まで。

 二人展を開くのは3回目。今展では白、黒、赤色を基調に、流れる動きをテーマとしてそれぞれが作品を作り上げた。

 くぎと糸を使い模様を描き出す野田さんは、赤地の背景に黒と白色の糸をかけ合わせ「陰」と「陽」を表現。蔵内さんは、アイボリーや青みがかった黒色など同じ色でも色味が異なる紙を複数使い、花と波模様を仕上げた。

 蔵内さんは「角度や照明による見え方の違いを楽しんでもらえたら」と話している。

 期間中はペーパーアートと糸かけ作品を作るワークショップを開催している。

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