新聞購読者どう増やす/街の防災対策は 事業者の課題を解決 東山中生が成果を披露

 「探究的な学習」の一環として、新日本海新聞社西部本社など米子市内6事業者から与えられたミッションに取り組んでいた東山中(米子市車尾)の2年生が2日、同中で最終報告を行い、中学生ならではの視点でとらえた提案を発表した。

 与えられたミッションは「新聞の購読者を増やすための工夫を考案せよ」(新日本海新聞社)「災害時に私たちの街を守るために、できる対策を提案せよ」(美保テクノス)など六つ。

 4~9月に、2年生128人が6グループに分かれて解決策を調べてきた。各グループはクラス別の4班で編成されており、この日の最終報告では、各班ごとにまとめた成果を発表した。

 新日本海新聞社からのミッションに取り組んだグループでは、各班から▽インターネット向けCMをつくる▽文字の大きさなどを好きなようにカスタマイズできる新聞を作る―などの提案が出された。

 このうち、「20、30代に向けた記事を作る」のテーマに対して「懐かしい給食メニュー」や「街コン新聞」を提案した鍋谷理さん、木下匠真さん、佐藤優月さん、山本朝華さん、持田優月さんの班が最優秀賞に選ばれた。

 発表した木下さん(13)は「購読者を増やすために誰をターゲットにするかをまず考えた。出てきた課題を工夫して修繕したりして、自分なりによくできたまとめになったと思う」と話した。(浜先秀行)

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