鳥取砂丘の砂で地元の魅力表現 岩美高生制作の砂像4作品完成

 鳥取砂丘の砂を使って地元の魅力を表現しようと、岩美高(岩美町浦富)の生徒たちが制作に取り組んできた砂像4作品が9日、完成した。鳥取砂丘砂の美術館(鳥取市福部町)の展示砂像と同じ手法で1カ月以上を費やして作られており、同校の学校祭(15~17日)で展示、公開する。

 美術の授業を選択している1年生19人と留学生1人が4班に別れ、砂像イベントの開催や子どもたちに砂遊びの場を提供している「鳥取砂のルネッサンス実行委員会」のメンバーが講師となって、制作を続けてきた。制作最終日の同日、砂像に向かった生徒らは、こてやペインティングナイフを器用に使って微調整したり、名前を入れたりして最後の仕上げを急いだ。

 今年の干支のたつ年にちなんで、岩場から竜が顔をのぞかせる作品の制作に加わった、森本涼介さん(15)は「竜の背景の岩の立体感を出すのが難しかった。チームワークで作れたので楽しかった」と話した。

 指導に当たった同委副委員長の花井健太さん(38)は「将来この中から砂の美術館で作品を作る人が出てきてくれたらうれしい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事