「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」(19~22日)に合わせて鳥取県内で実施される日本版ライドシェア「とっとライドシェア」の試走会が11日、県庁で開かれた。公募ドライバー2人が「私たちは安全運転を心がけ、おもてなしの心でお迎えする」と宣言した。
自家用車を使用して運送業務を行う日本版ライドシェアはタクシー運転手不足解消のため今年4月に国内で解禁され、期間限定の導入は中国地方で初めて。とっとライドシェアのドライバー公募には、県の目標81人に対し74人が集まった。
池上祥子統括監は「選手や家族ら1万人以上のお客さまが来県する大会。とっとライドシェアを活用して、観光や飲食も楽しんでもらいたい」とあいさつ。県ハイヤータクシー協会の沢耕司会長は「大会期間中どう見積もっても運転手が足りない中、74人の応募ドライバーの協力がもらえることになり心強い」と感謝した。
試走会では、県職員らがタクシー配車専用のスマホアプリを使ってライドシェア車両を手配。周辺を5分ほど試験運行した。