パリ・パラ高橋選手「ロスではメダルを」 米子市がスポーツ栄光賞贈る

 米子市は17日、パリ・パラリンピック陸上男子やり投げ(上肢障害F46)で6位入賞を果たした同市出身の高橋峻也選手(境高出、トヨタ自動車)にスポーツ栄光賞を贈った。高橋選手は4年後のロサンゼルス・パラに照準を合わせ、「この米子市にメダルを持って帰りたい。一番上を目指すにはどうすれば良いか考え、練習していきたい」と述べた。

 高橋選手は境高時代に野球部に所属し、甲子園に出場。日本福祉大でやり投げを始めた。初出場となったパリ・パラでは自身が持つ日本記録には届かなかったものの、59メートル76で日本人トップの6位となった。

 市役所であった表彰式で伊木隆司市長が賞状と報奨金50万円を授与。高橋選手は「5、6万人の観客がいる中で自分のパフォーマンスが発揮できたのは、野球部時代に片腕が使えない状態で健常者の中で必死に努力した経験が土台にある。今度はメダルを獲得し市長に見せられるよう頑張りたい」と4年後を見据えた。

 伊木市長は「地元の熱い応援を受け、見事入賞を果たされた。期待感を持ってより一層熱く応援したい」と激励した。

 同賞は五輪・パラリンピックに出場した市在住・出身選手を顕彰する目的で2021年に創設。高橋選手は7人目の受賞となった。

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