倉吉市出身の第53代横綱・琴桜の孫、琴桜関(26)=佐渡ケ嶽部屋=の大関昇進を祝い、倉吉農業高の生徒らが同市仲ノ町にある先代琴桜の銅像周辺にシバザクラを植え付けた。生徒らは一面に広がる“桜”が観光客を迎える様子を想像しながら、1株ずつ丁寧に手植えした。
植栽は、同部屋を応援する鳥取県桜友会の事務局を務める認定NPO法人未来が企画。先代琴桜の母校である同校に依頼し、市の補助金を活用して行われた。
11日にあった作業には、前日から整地などの下準備をしていた環境科フラワー・ガーデンコースの2、3年生12人が参加。生徒らは先生の指導の下、ピンク色の花を咲かせるシバザクラ「ダニエルクッション」の苗400株をポットから取り出し、等間隔に植えていった。
2年の橋本亜衣良さん(17)は「銅像を華やかに彩れるよう頑張って植えたので、多くの人に楽しんでほしい。開花が楽しみ」と話した。