白バイ展示や非常食試食 おおしのづ防災フェス 子どもら楽しく学ぶ

 能登半島地震をはじめ、豪雨など各地で災害が相次ぐ中、地域の防災意識を高めようと「おおしのづ防災フェスティバル2024」が米子市大篠津町の大篠津小で開かれた。市防災安全課や陸上自衛隊、消防など7団体が協力。緊急車両の展示や災害時に役立つ体験ブースなどが出展され、地区内外から約300人が訪れた。

 地域住民で組織する「大篠津地区ひとづくりまちづくり実行委員会」(岡田隆委員長)が初めて企画した。

 グラウンドでは陸上自衛隊の高機動車やパトカー、白バイ、消防車などの車両展示や高所作業車の試乗体験、消防車の放水体験などが子どもたちの人気を集め、体育館では親子連れらが非常食の試食体験や防災クイズなどを楽しんだ。

 無害の煙を充満させたテントから脱出する煙体験ハウスを体感した大篠津小5年の井田敢大さん(11)は「前が見えないし喉も痛くなった。実際の火災が起きた時はもっと大変だと思う」と話した。

 岡田委員長は「避難訓練と銘打つとなかなか参加してもらえない。まずは子どもたちが楽しく学び防災についての気持ちを持ってもらい、徐々に段階を上げてから訓練をしていきたい」と話した。

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