壁画パネル制作に挑戦 みくりや海辺のアート2024 地域住民ら役割分担し

 大山町御来屋の漁村センターで2日間、壁画パネルを制作するワークショップ「みくりや海辺のアート2024」が開かれ、地域住民を中心に約80人が参加してにぎわった。

 地域自主組織支え合いのまち御来屋(薩摩浩会長)が企画。これまでにも町内のアーティスト、朝倉弘平さんやかねまつかなこさんによるワークショップが開かれ、御来屋の街並みはアートで鮮やかになっている。

 今回は松江市在住のアーティスト、よしとさん(43)がデザインに携わり、地元の親子と一緒に壁画パネルを制作した。

 テーマは「海の台所」で、御来屋が皇室領の台所として機能していた歴史的背景をもとに、初めて御来屋を訪れる人に地名の由来を伝えようと考案した。

 よしとさんから説明を受けた参加者は、白、黒、青の中から好きな色の絵の具(アクリル塗料)を選び、パネルに描かれた下書きに色を塗っていた。

 母親と一緒に参加した名和小3年の角田美桜さんは「大きい所を塗るのは簡単だったけど、小さい所は難しかった。完成が楽しみ」と笑顔で話した。

 完成した壁画パネルは、11月4日に開かれるイベント「みくりやマルシェ」で、お披露目される予定。

 よしとさんは「子どもと大人でうまく役割分担して頑張った。一人ではなく地域の人と一緒に作り上げることがうれしい」と話した。

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