9月にモンゴルで開催されたボクシングの新団体「ワールド・ボクシング(WB)」主催のWBカップ女子50キロ級で優勝した木下鈴花選手(23)=米子南高出、クリエイティブサポート=が22日、米子市役所を訪れ米子市の伊木隆司市長に結果を報告した。
同大会は今年初めて開かれた。木下選手は4-1で勝利した準決勝以外の3試合を5-0の判定勝ちと圧倒し、初代女王に輝いた。
この日はコーチであるシュガーナックルジム(同市久米町)の伊田武志会長らと共に伊木市長を表敬。「パリ五輪への道が絶たれてから落ち込んだが、皆さんの変わらぬ応援のおかげで結果を残せた」と謝意を述べた。
伊木市長は「初代チャンピオンとして歴史に名を残したことは地元の誇り」と喜び、「安心して自身の目標にまい進できるように応援し続ける。まずは連戦の疲労を癒やして」とねぎらった。
今後について木下選手は、同郷の同級生で東京五輪ボクシング女子金メダリストの「(入江)聖奈を追いかけたい気持ちはある」としながらも「いったん休養してゆっくり考えていく」と話した。