境高生考案のパフェが完成 9日、10日 朝市で販売へ

 境港青年会議所(JC、丸山誉覚理事長)の青少年育成事業「高校生よ、起業家たれ!」で、境高(境港市上道町)の生徒がパフェを開発した。「境高パフェ」は9、10両日、同市竹内団地の夢みなと公園でJCが開催する「さかい夢みなと朝市」で販売する。

 同事業は高校生が社会で活躍できる力を養うことが目的で、8月にスタート。境高の2年生6人がJCの会員を講師に収支計算などビジネスの基礎を学び、朝市にパフェを出店することを決めた。同市元町のボヌール洋菓子店の協力を得て、試作を繰り返した。

 完成したパフェは、クッキーやレアチーズなどにバニラアイスやシャインマスカットを乗せ、高校生がデザインしたカニとマグロのプリントチョコで境港らしさを表現。1個700円で、450個の販売を計画している。

 生徒たちは7日まで、閉店後のボヌールで仕込み作業に追われた。吉飼ことりさん(17)は「大人から専門的な話を聞けて、新鮮で楽しかった」と振り返り、薮内心優さん(16)は「いろんな人に支えてもらったので、完売できるよう頑張る」と意気込んだ。

 境港JCひとづくり委員会の田中大志副委員長(38)は「体験を通じ、高校生がビジネスの世界を面白いと感じ、ポジティブに考えてくれるとうれしい」と話した。

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