子どもら生き生きと フリースクール文化祭

 大山町と境港市に教室を置く「鳥取フリースクールこ・ラボ」(奥定克拓代表)の文化祭が14日、大山町上市のコミュニティースペースまぶやで開かれた。不登校などで同フリースクールに通う子どもたちがブースを出店し、地域住民と笑顔で交流を深めた。

 同フリースクールは、大山町富長のコワーキングスペースTORICOと境港市中野町のシニアステージ中野町別館で週3日教室を開き、小学3年~中学3年の約30人が通う。文化祭は子どもたちが日頃培った主体性や創造力を発揮する機会をつくるとともに、地域住民と交流してフリースクールの活動や不登校の現状についても理解を深めてもらおうと企画した。

 当日は子どもたちが中心となって準備から運営まで手掛けた。全8ブースで鶏の照り焼きやネパールの豆スープ、キュウリの漬物、フルーツあめ、アクセサリーなどを販売したほか、ヘアメークのサービスや歌の披露もあった。会場には保護者や地域住民が集まり、子どもたちはそろいのTシャツ姿で生き生きと接客や調理に取り組んだ。

 北栄町から教室に通う中学1年の男子(13)は「初めての場所で緊張したけど、みんな優しくて楽しかった。キュウリの漬物がたくさん売れた」と笑顔を見せた。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事