国内最大級のフラワーパークとっとり花回廊(鳥取県南部町)で、冬季恒例の「フラワーイルミネーション」が始まるのを前に13日夜、試験点灯が行われた。8万平方メートルの展望回廊内に中国地方では最多クラスとなる約100万球の発光ダイオード(LED)が点灯。凛(りん)とした夜の園内を彩り豊かに照らした。会期は15日から来年1月13日まで。点灯時間は午後5時半~同9時。
今年は「Enjoy~ヒカリあふれココロはずむ」をテーマに、花と電飾の共演による幻想的な夜景が楽しめる。
西館テラスとヨーロピアンガーデンでは、米子高専とのコラボレーションで生徒が手がけたスポットも登場。AI技術を駆使して来場者の声で光の色を変えたり、音楽のリズムやメロディーに合わせて電飾が光ったりする演出で夜の園内をいっそう盛り上げる。
同高専電気情報工学科5年の川﨑天晴さん(20)は「一つ一つ手作業でLEDを設置するのが大変だった。昨年よりもLEDの量を増やしスケールアップした点を楽しんでほしい」と話した。