11月の児童虐待防止推進月間に合わせ、「鳥取県西部地区オレンジリボンたすきリレー」(実行委員会主催)が4日、境港、米子両市で開かれた。児童福祉や医療に携わる関係者や家族ら約60人が参加し、オレンジリボンに込められた「児童虐待のない社会への実現」へ思いを新たにした。
2014年度から始まり、今年で11回目。境港市民交流センター(同市上道町)から約20キロ走るコースと、米子市福祉保健総合センター「ふれあいの里」(同市錦町1丁目)から約10キロパレードするコースの2コースで実施され、参加者は「ストップこども虐待」などと書かれたオレンジ色のたすきをかけてゴールの米子市文化ホールを目指した。
地域の子どもがランナーから引き継いだオレンジのたすきを実行委のメンバーらへ手渡すセレモニーでは、子どもたちが「私たちの意見も聞いてほしい」などと訴え、大人へ思いを託した。
今回は初めてゴール会場での併催イベントが開かれ、ダンスの発表や飲食ブース、ワークショップなどを家族連れらが楽しんだ。