第16回タマノカンザシにちなんだ恋文(智頭町山形第一地区公民館主催)コンクールで、短歌の部最優秀賞は山根美智子さん(智頭町)の「運命の人と出会えし恋ロードそっと見つめる玉のかんざし」、俳句の部の最優秀賞は石田賢吾さん(愛知県蒲郡市)の「お転婆(てんば)へ贈らんたまのかんざしを」にそれぞれ決まった。
8月20日~9月20日の募集期間中に、43都道府県とフランスから過去最多の240人が応募。14~93歳のほのぼのとした恋歌や斬新な発想の句が寄せられた。
山根さんの短歌は、奈良薬師寺の「吉祥天像」を連想し、秀麗な吉祥天の頬や引き締まった口元がタマノカンザシそのものだと高評価。石田さんの俳句は「お転婆」の表現が滑稽で、ヒネリがあると評された。
そのほかの入賞者は次の皆さん。
【短歌】優秀賞=白川譽(名古屋市)▽智頭急行社長賞=田村千恵子(鳥取市)▽山形郵便局長賞=小林和子(東京都)▽佳作=荒木久美子(大阪府豊中市)、小柳莉杏(神戸市立神港橋高3年)
【俳句】優秀賞=藤井京子(広島県福山市)▽智頭急行社長賞=宮本朝陽香(松江市)▽山形郵便局長賞=栄姫らら(神戸市立神港橋高3年)▽佳作=今北葵(兵庫県宝塚市)、坂本梓(徳島県美馬市)、金平真希(東京都三鷹市)