吉本新喜劇の発足65周年を記念した全国ツアーのPRのため、座長の吉田裕さん(45)と看板役者の島田珠代さん(54)が13日、米子市両三柳の新日本海新聞社西部本社を訪れた。12月の山陰公演を前に、吉田さんは「米子での公演は5年ぶり。普段よりも長い時間、濃ゆいメンバーでお届けするので、生の舞台の迫力をぜひ味わってほしい」と来場を呼びかけた。
大阪の劇場での公演は45分だが今回は約70分で、ドタバタから本格的な芝居まで見どころ満載。2人のおなじみのギャグ「乳首ドリル」や「パンティーテックス」のほか、島田さんの新ギャグ「シンガポールの昆虫」が注目ポイントという。島田さんは「文字だけじゃ伝わらない。見に来て『あ、これなんだ』と思ってほしい」と笑う。
全国を駆け回る2人にとって、自然豊かな鳥取県は、仕事で来ても落ち着く場所という。島田さんは特急「やくも」から見る川や木々の風景が好きで、兵庫県高砂市出身の吉田さんは、よく岩美町の浦富海岸を訪れ海水浴を楽しんだ。鳥取をよく知る2人は「品の良い鳥取県民でも羽目を外して大笑いし、憂さを晴らしてほしい」とPRした。
山陰公演は吉本興業と開局70周年を迎えた山陰放送の共催。12月7日に米子市公会堂、同8日に出雲市民会館で各2公演行う。新喜劇には2人のほか、間寛平さんや辻本茂雄さんらが出演。村上ショージさんやガンバレルーヤなどによるネタの披露もある。チケットは全席指定で、前売り7千円(当日500円増し)。