韓国・江原特別自治道の強豪・江陵高校を招いた高校野球交流試合の第2戦が17日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で行われ、秋の鳥取県大会と中国大会で準優勝した米子松蔭が対戦した。投打にハイレベルな選手をそろえる江陵が接戦を制し、前日の境戦に続く2連勝。試合後は両校のナインが互いの健闘をたたえ合って固い握手を交わすなど、爽やかなスポーツ交流となった。
強力打線の江陵がこの日も2桁安打し、崔志碩の2点適時二塁打などで四回までに4点を奪って逆転。そのまま逃げ切った。
来春のセンバツ甲子園出場をほぼ手中にしている米子松蔭は、中国大会で活躍した新里の登板はなかったが、先発佐谷からの計4人による継投で試合をつくり、捕手惣郷が統率する堅い守りで競り合いに持ち込んだ。二回に矢田貝の適時打で先制し、終盤に機動力で1点を奪うなど攻撃でも持ち味を出した。
鳥取県と韓国・江原特別自治道の友好交流30周年を記念して初開催され、江原特別自治道の関係者によると次回は韓国側で実施する方向で準備を進めている。
▽高校野球記念交流試合
米子松蔭 010000100=2
江 陵 00130000×=4