鳥取市と兵庫県姫路市を結ぶ国道29号を舞台にした映画「ルート29」の公開を記念し、沿線自治体がそれぞれの見どころを巡るデジタルスタンプラリーを開催している。映画のロケ地や観光名所などをスポットに盛り込んで沿線の魅力発信や、にぎわい創出を図る。1月末まで。
スマートフォンに無料の専用アプリ「SpotTour」をインストールし、沿線の各スポットに掲示されている2次元コードを読み取ってスタンプを獲得する。鳥取、兵庫両県のロケ地8カ所の他、国道29号の29(にく)にちなんで肉料理を提供する店舗もスポットになっており、スタンプの数に応じて4万円分の和牛肉セットなどが当たる抽選に応募できる。
沿線自治体などでつくる国道29号周辺兵庫・鳥取地域振興協議会の委託でスタンプラリーを運営する、鳥取情報文化研究所(植田英樹代表)によると、利用者からは「初めて訪れる所もあり楽しめた。これからゆっくり映画を鑑賞したい」という感想も聞かれたという。
植田代表は「日本の原風景が広がる国道29号は、新鮮さや懐かしさが感じられる。新しい発見とスタンプラリーの楽しさを体感してもらいたい」と呼びかけている。