漫画「名探偵コナン」の作者で北栄町出身の漫画家、青山剛昌さんとの交流イベント「青山剛昌先生と話そうDAY」(マンガ寺子屋実行委主催)が3日、町大栄農村環境改善センターで開かれた。全国各地からコナンファンらが訪れ、青山さんとの貴重な時間を満喫した。
青山さんの帰省に合わせて毎年実施されている恒例イベント。今年は3819人が応募し、抽選で選ばれた約400人が参加した。
「名探偵コナン」の作中に名前が掲載される権利が贈られるくじ引きでは、高知県香南市の会社員、野村理那さん(36)が当選。野村さんは「当たると思っていなかったので夢のよう。どんな役でもうれしい」と感激していた。
青山さんへの質問コーナーでは、4月公開の映画や漫画の展開などに関する鋭い質問や、好きなキャラクターの人柄など素朴な質問があり、青山さんは「それは言えない」と言葉に詰まったり、「どんな展開がいい」などと聞き返したりして、ファンとのやりとりを楽しんだ。青山さんからネームや下書きなどのサプライズプレゼントもあり、会場は大いに盛り上がった。
イベント終了後、青山さんは「ファンからの質問にわくわくしてもらえるように答えている。今年も皆さんが盛り上がるような物語を書きたい」と抱負を語った。