倉吉市消防団(中本博丈消防団長)は5日、同市の飛天夢広場などで消防出初め式を行った。消防団員らは一斉放水を披露するなどして士気を高め、市民の安全を守る決意を新たにした。
同広場であった一斉放水には16分団が参加し、消防ポンプ車や可搬消防ポンプによる一斉放水を実施。市民らが見守る中、天神川に向かって赤や青、黄色などの水のアーチを描いた。
一斉放水に先立ち、市営体育センターでは式典があり、広田一恭市長は「市民の生命を守るためには地域の防災力を高めることが重要。高い誇りを持ち、心身の鍛錬に努めてほしい」と激励。中本消防団長は「消防団員の役割が多様化し、さまざまな知識や能力が求められている。いかなる困難にも最善を尽くせるように訓練し、市民の安心安全のために一致団結しよう」と訓示した。
消防表彰では、勤務成績優秀者をたたえる功績章を14人、在職20年以上が対象の勤続章を19人が受章。受章者を代表し、上井分団の河口純太朗副分団長が「今後も防災リーダーとして、市民の期待に応えることを誓う」と決意を述べた。