鳥取県は7日、インフルエンザの1定点当たりの患者数が基準値を超えたとして、県内全域にインフルエンザ警報を発令した。県感染症対策センターは、さらに流行拡大の恐れがあるとして警戒を呼びかけている。
同センターによると、12月23~29日の1定点当たりの患者数は、東部43・17人、中部53・83人、西部35・55人、全県42・48人。県内全域で警報開始基準値(30人)を超えた。
高齢者福祉施設などでの集団感染が目立つほか、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎や伝染性紅斑の警報も発令中で、同センターは「手洗いや換気など基本的な感染対策を徹底してほしい」としている。