日本の国柄を後世につなぐ 昭和の日記念志グループ講演会

 志グループ(布川廣志代表)は、昭和の日(4月29日)記念イベントとして同日、「第20回昭和天皇のご事績を伝え継ぐ会」を大阪市浪速区のプラザ志ビル44で開催し、中曽根語良氏(昭和天皇記念館元参事)が「子どもたちへの伝言~日本の国柄を伝え継ぐ~」と題して講演した。

 中曽根氏は国柄について、「大切なのは民族の心。日本は自然に宿る八百万の神々の精霊をいただき、国民が一つの家族となってお互いに助け合う道徳心に満ちた国。これが国柄となっており、その起点は天照大御神が治めておられる高天原」と指摘した。

 世界の偉人と言われる人たちから寄せられた「一系の天皇を敷いていることが今日の日本の繁栄を有らしめた」(アインシュタイン)といった声を紹介しながら、「昭和天皇は『国民はわが子』と言われたが、日本の良き伝統として国柄と、万世一系の皇統の歴史を子どもたちへ伝え継ぐことが、日本の発展につながる」と強調した。

 講演に先立ち、布川代表は「皆さまのおかげで志グループは50周年を迎えることができた。昭和天皇がおられたから今の自分がある。昭和天皇への恩返しの意味も込めて100歳まで『世のため、人のため、お国のために』汗を流していきたい」とあいさつした。

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