鳥取市国府町新通り3丁目の青翔開智高校で13日、生徒と視覚障害のある人が障害の有無を問わず一緒に芸術に親しむワークショップが開かれた。
1年生51人と視覚障害のある6人が参加した。生徒らは並んだ障害者アートの作品を前に、見えなくても作品がイメージしやすいよう、額縁の大きさを「車のフロントガラスぐらい」と説明したり、白い花の絵を「大根の輪切りみたいな花」と表現したり、自身の感性を生かした言葉で工夫しながら紹介した。
障害のある人とのやり取りを通じて障害を知り、どんな配慮が必要とされているかついて学ぶ機会をつくろうと、同校と県、鳥取大地域価値創造研究教育機構が連携して企画した。
参加した杉山暖真さん(16)は「障害のある方と関わるのは初めてで、『明るい色』や『寂しい色』と言って伝わるかどうかと考えながら話した。いい経験ができた」と語った。